Myかづきメイクストーリー 受賞者発表!

昨年、かづき通信にて募集した「Myかづきメイクストーリー」。
	ご応募いただいた皆さまからのストーリーをかづきれいこが読ませていただき、受賞者が決定いたしました。
	ご応募いただきました皆さま、素敵なかづきメイクストーリーをありがとうございました。

※皆さまからのストーリーは2016年9月〜12月にいただいたものです。
年齢や職業、文章中の日付はご応募当時のものです。

おめでとうございます
		かづきれいこ賞 村田 茂登子様(70歳)
		部門賞
		小島 晶子様(50歳)継続は力なり、病気に克つで賞
		坂田 幸恵様(57歳)コンプレックスも克服、まわりも笑顔にするで賞
		鈴木 由紀枝様(61歳)けがの前より人生輝いているで賞
		大輪 恭江様(42歳)メイクデビューの遅さを取り戻したで賞
		亀井 久枝様(67歳)入院中も毎日かづきメイクでベリーショートも似合うで賞

かづきれいこ賞 村田 茂登子様(70歳)

Profile

東京都在住。料理研究家。3人姉妹の末っ子で、今はなき次姉様を偲びながら、お元気な長姉様と都内で2人暮らし。お花やお料理など多趣味で、授賞式に着ていらした素敵なドレスも手作りされたそう。

かづきメイクと私
		2番目の姉が7年前に天国に旅立ってから、毎月花束風のお花をアレンジして、お墓参りをすることが日常となりました。今朝は何時もよりも早く出かけ、思いがけず今まで見たこともない空一面に広がる鰯雲が、列状にどこまでも続く光景に遭遇しました。何かのよい兆候かしら、と目を凝らして見入っていました。
		生前の姉は朝早く起き、丁寧に時間を掛けてお化粧していました。重い病気と闘いながら、子供たちにお菓子教室を開き、靴を揃えてから家に入るようにと、お菓子と共にマナーの大切さも教えておりました。
		私が先に始めたかづきメイクでしたが、姉もかづき通信が届くと必ず読み、自分なりのメイク術を習得しながら、お互いに磨く努力をして、加齢をストップしておりました。周りの方からも「お姉さんは病気は持っているけれども病人ではないね」と言われるほどまでに明るく、前向きな姿勢が思い出とともに、私の心に残っております。時と共に何かが生まれ、変わっていくだろうと思っています。
		今は両親も姉も旅立ち、長姉と私は共に仕事も趣味も違いますが、生前の姉の面影が何処か二人の力となり、ともに努力しています。
		今や長姉も高級化粧品からかづきの化粧品に変わりつつあり、使ってみて、体験して、輝きのナチュラルメイクを手に入れたように感じています。女性は何よりも自分に合う個性が発揮できました時、落ち着きを取り戻し、輝きを増していけるのかしらと思います。長姉は毎日の行動がとても楽しそうで嬉しいです。
		私はお料理とお花のお教室に通い、よい師に恵まれ、気の合う友人たちに巡り会い、日常生活を丁寧な心掛けをしながら、健康の尊さをしみじみと噛みしめております。
		姉妹の性格は皆違いますが、残された人生を高齢化社会に向き合いながら、健康に感謝し、女性に生まれた感性を、これが私と思えるかづきメイクのお友達になり、満足できる人生を歩んで生きたいと思っております。
		毎日を豊かに、謙虚に、そしてエレガントに・・・
		Kazki’s Comment
		年齢を重ねても仲の良い姉妹でうらやましいですね。天国に召されたお姉様もさぞや素敵な方だったのでしょう。姉妹揃ってかづきメイクでそれぞれの個性を輝かせ、実りある毎日を過ごしていらっしゃるようすが伝わってきます。

部門賞 継続は力なり、病気に克つで賞 小島 晶子様(50歳)

Profile

神奈川県在住、会社員。3年前にがんを患い、現在も再発治療中ですが、かづきメイクのおかげもあって、実年齢より若く、元気に見られることも多いそう。

続けるって大切!
		私が「かづきメイク」を初めて知ったのは、15年程前に『顔力』という本をたまたま読んだのがきっかけでした。私もかづき先生同様に冬になると頬が赤くなることに悩まされており、周りから「りんごみたい」とからかわれて、とても憂鬱でした。ようやくお化粧ができる年代になり、グリーンのコントロールカラーを知って「救世主が現れた!」と喜んだものの、効果は今ひとつ。
		この本に出会って、「黄色が赤みを消す」ことを知り、本当に救われた気がしました。絵画の手法をメイクに取り入れているというのも美術が好きな私には斬新でした。それまでメイクにはあまり興味がありませんでしたが、初めて「メイクを習ってみたい」と思い、2日間のレッスンにも参加しました。
		それから今日までの間、かづきマッサージはほぼ欠かさず続けています。マッサージはするのとしないのとでは全然違うので、今では洗顔後の毎朝のルーチンとなっています。また、眉毛の整え方で顔の印象が大きく変わることがわかり、メイクをしない日でも眉毛だけは手を入れるようにしています。
		私は、3年前にがんを患い、現在も再発治療をしています。最初の治療中は、抗がん剤の副作用により髪の毛はおろか眉毛や睫毛も抜けてしまいましたが、メイクで乗り切り、外出も普通にしていました。病院には化粧品会社のボランティアスタッフが定期的に来ていて、毛が抜けた時のアイメイクの仕方を教えてもらいました。その時、「絵を習っていますか?」と聞かれました。なぜそのようなことを聞くのかと思ったら、ペンシルを持つ手つきが玄人っぽいのだそうです。長いこと眉毛の手入れをしていたので、知らないうちに技術が向上して、そのように見られたのかもしれません。続けることで得たテクニックのおかげで、実年齢よりも若く見られ、現在も病気治療中とは思えないくらい元気に見られるという効果にもつながっていることを実感しています。
		「人は顔じゃない」とはよく言いますが、「見た目」はとても大切だと思います。15年前の私は見た目に自信が持てませんでしたが、今は違います。かづきメイクに出会えてとても感謝しています。
		Kazki’s Comment
		見た目はご本人の活力のためにもとても大切。毎日のかづきマッサージが小島さんの元気の源にもなっているのですね。まさに継続は力なり!ですね。

部門賞 コンプレックスも克服、まわりも笑顔にするで賞 坂田 幸恵様(57歳)

Profile

埼玉県在住。介護福祉士。高齢者、主に認知症を患う方に関わる仕事に携わって14年。かづきメイクを学んでからは、職場での会話もいっそう弾むように。

自分の顔が好きになってきた!
		高齢者、主に認知症を患っている方に関わる仕事に携わるようになって14年が経過。自宅で介護していた認知症の母が施設へ入所したこともあり、この経験を生かしたボランティア活動ができたらと考えていた頃、たまたま出席したある会合で「メイクボランティア講習会」のことを知りました。
		「ご自由にお持ちください」と貼り紙がしてあるテーブルの上に、数種類置いてあった冊子の中からその情報を見つけたときは、「あ、これだ!」と直感し、すぐに受講しました。
		そして受講後、施設訪問をさせていただいた時のことです。リーダーの方が手際よくメイクしながら、高齢者の方とのお話も弾んでいらっしゃいました。メイクが完成し、鏡をお渡しすると、その方が素敵な笑顔を見せてくださったのです。その笑顔に感動し、私も「かづきメイク」を勉強したいなと思いました。
		自分の鼻が鷲鼻で、子どもの頃、よく「魔法使いだ」とからかわれたこともあり、自分の顔が嫌いで、写真を撮られるのも苦手でした。それでも年齢的な肌トラブルも増えてきていましたし、今こそ自分に合ったメイクを学んでおきたいと考えていたこともあって、思い切ってかづきメイクレッスンを受講しました。
		レッスンでは、ふきとり洗顔やかづきマッサージなど、理にかなった肌作りに感心。私は毛細血管が表面に出やすく、頬の赤みが目立つことが気になっていましたが、かづきイエローを使うことで目立たなくなり、悩みが一つひとつ解決していくことが嬉しかったです。
		出勤前がレッスンの復習時間でした。メイクの手順も日を追うごとに手が自然と動くようになってきました。苦戦していた眉メイクも、テクニックコースが終了する頃には上手に描くコツがつかめてきました。
		何より影響が大きかったのは職場です。職員の大半が女性のため、会話の話題はファッションやお化粧のこと。レッスンで習ったデザインテープを貼って出勤して、仲間に見てもらうと、大変な反響でした。先日行なわれた政策大学でのシンポジウムの話をすると、みんな興味を持ってくれて会話も盛り上がりました。
		また、私がかづきメイクの話をするようになってしばらく後、それまでほとんどメイクをせずに出勤されていた方がメイクをされているのを見ました。やっぱり女性は年齢に関係なくお化粧に関心があるんだなぁと改めて気づかされました。
		ベーシックコース、テクニックコースとレッスンを修了した今、嫌いだった鏡に写る自分の顔が少しずつ好きになっていることに気づいたこの頃です。
		Kazki’s Comment
		ご自身がきれいになるだけでなく、コミュニケーション方法としてもメイクを実践してくださっている坂田さん。これからも笑顔をつなぐお手伝いをぜひ続けていってくださいね。

鈴木 由紀枝様(61歳)

部門賞 けがの前より人生輝いているで賞 鈴木 由紀枝様(61歳)

Profile

東京都在住。会社員。海外に嫁いだ娘さんに会いに行ったり、趣味のスポーツやアウトドアを満喫したりと、60代に入ってますますアクティブに!

かづきれいこ先生との運命の出会い
		かづきれいこ先生との運命の出会いは、突然舞い降りてきました。それは2年前の2014年9月27日、長野県御嶽山が噴火した日に始まります。
		私は長野県小谷村のテニスコートでテニスを楽しんでいましたが、プレー中に転倒してネット支柱に頭を強打、左の額から頭部まで頭皮3枚におよぶ長さ15センチもの裂傷を負ってしまったのです。骨まで見える大怪我で、大量出血のためドクターヘリで松本の救急病院に搬送されました。
		その病院は御嶽山噴火を受けて臨戦態勢をとっており大変な状況でしたが、形成外科のドクターによる複合手術を受けることができました。そのまま入院して数日後には抜糸となりましたが、鏡を見るとかなり顔が歪んでいてショックを受けました。ドクターからは「額の筋肉が切れたことで『左顔面下垂』になり、左まぶたが落ちてしまいます。数年の間に視界が悪くなるので、整形手術をおすすめします」と言われ、さらに大きなショックを受けて退院しました。
		自分の顔が歪んで醜くなったことを受け入れられず、会社にも行きたくない悶々とした日々の中、この顔を治してくれるところはないかと、毎日ネットで検索をして過ごしました。そして数日後、かづきれいこ先生のホームページに辿り着き、リハビリメイクに興味を持ちました。
		週刊誌やテレビなどに出られて有名でしたから、かづき先生の存在は知っていました。私の歪んでしまった顔を何とかしたい、かづき先生に賭けてみようと行動を起こしました。
		そして、四谷のサロンへ伺ったのは怪我をしてから2ヶ月後のこと。かづき先生に直接かづきマッサージとテープと化粧をしていただく中、マッサージをしただけでも顔のむくみが改善され、テープで下垂したまぶたが上がり、メイクで長年気になっていたシミも薄くなりました。どんどん変化をしていく自分の顔にびっくり!まるで魔法にかけられたようでした。先生には「マッサージを毎日していれば顔の歪みは必ずなくなるので、毎日朝晩マッサージを続けるように」とご指導をいただきました。
		この日の夜は、知人と待ち合わせて食事をすることになっていたのですが、知人は会ったとたん、「怪我をする前よりも若くて美しくなったね」と大喜びしてくれました。
		それから朝晩のマッサージを一度も欠かさずに続けていると、私の周りの人たちもその効果にびっくりするようになりました。そして1ヶ月ほど後、かづき先生にお会いすることができたので、顔の歪みが取れたことを報告すると、「そうなのよ、私のマッサージをしていれば治ると思っていました」とのお言葉をいただきました。
		それからはかづきマッサージとメイクに夢中。そして2年たった今では、怪我をする前よりくすみがとれてしっかりとした肌になり、以前よりも若々しくなりました。
		気になっていた顔面下垂の左まぶたは、怪我をしたことにまったく気がつかないほどまでに改善しました。どうやら3年後の手術はしなくてよいことになりそうです。
		久しぶりに会った友人からは、「顔が若く小顔になったね」と羨ましがられ、その友人も早速かづきマッサージを始めました。元々あまり良くなかった友人の顔色も改善され、若々しくつやつやになりました。
		あの時、突然の怪我をしていなければ、かづき先生のメイクと出会うこともなく一生を過ごしたと思います。本当の怪我をしたことから生まれた「怪我の功名」ですね。
		Kazki’s Comment
		大変な怪我を乗り越え、かづきメイクでお顔も心も以前に増して若返り、毎日を楽しんでいらっしゃる姿に私もパワーをいただきました!

鈴木 由紀枝様(61歳)

部門賞 メイクデビューの遅さを取り戻したで賞 大輪 恭江様(42歳)

Profile

埼玉県在住。主婦。16年前にかづきメイクを知った当時は、熱心にレッスンに通ったそう。40歳を過ぎて、再び学び直したいと強く願っているそうです。

かづきメイクで今日も元気!
		正直なことを言いますと、私は「化粧=ケバい」という偏見を持っていて、26歳までメイクをしたことがありませんでした。そんな私がメイクを始めたキッカケは……。
		あるバイク雑誌で読者モデルを募集していました。応募条件は「大型バイクに乗っている東京近郊在住の女の子」。当時の私はメイクなどの女の子らしいことより、バイクやクルマのほうが大好きで、そのバイク雑誌に載ることは念願でした。応募すると書類選考をパスし、面接に呼ばれました。しかし、いざ行ってみると、面接控え室は可愛い子ばかり。中にはモーターショーのコンパニオンをやっているという美女もいて、地味でノーメイクの私は完全に場違いだったのです。
		選考の結果は――。当然、私ではありませんでした。ただ、コンパニオン美女が選ばれたのかと思いきや、それもハズレ。この読者モデルは新型車の試乗レポートを行うことになっていたので、技量も必要でした。そのためバイク便スタッフの経験者が選ばれたのです。しかし、美人は放っておかれるはずがありません。あとで雑誌を見ると、コンパニオン美女は別のページ誌面を飾っていたのでした。
		その後、再びその雑誌に載るチャンスが巡ってきました。今度は男女問わず、電話で申し込むだけでOKというもの。即応募し、何月号に載るかも決まりました。
		ところが、その後一向に連絡がありません。不安に思い、問い合わせると、「都合で別の人になりました」とのこと。がっかりしながら発売日に雑誌を開いてみると――私が載る予定だったページに、なんとコンパニオン美女が載っていたのです。私はショックを受けると同時に、怒りが込み上げてきました。「結局、見た目なんだ! 面接で私を見て、ブスだからコンパニオン美女に変えたんだ!」。しばらくは、そんな思いに苛まれていました。
		そんな失意の中、ふと立ち寄った書店で、運命の出会いがありました。それが、かづき先生の『私を元気にするメイク』だったのです。今から16年前、私が26歳の時でした。
		そして私は「メイクデビューが遅かった分は、プロに習って取り戻す!」と、必死にレッスンを受けました。その成果もあってか、別のバイク雑誌に載ることができ、報われた思いでした。
		それから、かづきメイク一筋……ではないのですが(すみません)、私にとってメイクの原点はやはり、「かづきメイク」なのです。先日、かづき先生のトーク&メイクセミナーに参加して、改めて実感しました。その際に先生は「40歳を超えたらリハビリメイク」とおっしゃっていて、該当する私は「またイチからかづきメイクを学び直したい!」と強く思ったのでした。
		そんな「かづきメイク」に出会えて、本当に感謝です。ありがとうございます。かづきメイクで今日も元気です!
		Kazki’s Comment
		技術を身につけ、ご自身で満足できる顔をつくれるようになったことが自信にもつながりましたね。念願が叶い、私も嬉しいです!これからもぜひ続けてくださいね!

鈴木 由紀枝様(61歳)

部門賞 入院中も毎日かづきメイクでベリーショートも似合うで賞 亀井 久枝様(67歳)

Profile

東京都在住。主婦。現在、がんの治療中。薬の副作用で抜けてしまった髪もベリーショートまで生え揃い、これからも「元気になるかづきメイク」を実践!

かづきメイクと出会って良かった!
		昨年11月、区のがん検診で突然「乳がん」と診断されました。12月から手術をするための検査の日々が続き、今年の2月初旬から1週間入院しました。
		その間、本当はいけないのかもしれませんが、自分が元気になるために、手術当日以外はスキンケアとメイクをしました。なぜなら、病院は暖かいのですが乾燥がひどく、唇もすぐがさがさになってしまうのです。
		夜の洗顔の後はスクワランオイルを、そしてイデアモイストクリームをたっぷり塗っていましたので、退院した後もメイクののりは以前と変わりなかったです。
		その後、組織の病理検査の結果、HER2タンパクが陽性とわかり、4月から6月まで4回抗がん剤治療を受けました。抗がん剤の影響で髪の毛が全部抜けて、吐き気や体の節々の痛み、突如起きる下痢に悩まされました。
		7月からは体にあまり影響の無い抗がん剤治療を受けています。髪の毛が全部無くなった時、このまま生えてこないのではないかと随分心配したのですが、9月の終わりになってようやく生え始め、現在ではベリーショートくらいまでになりました。
		まだまだこの先も治療は続きます。でもがんに負けずに「元気になるかづきメイク」を実践していきたいと思います。
		かづきメイクと出会って良かった――。それが私の実感です。
		Kazki’s Comment
		鏡にうつる元気な自分の顔は、心まで元気に変えるというかづきメイクの本質をまさに体感くださった亀井さん。メイクが楽しくなると、行動も変わります。その勢いで病も乗り越えて!

かづきれいこ賞と各部門賞を受賞した4名様をお迎えして―
		私たちのかづきメイクストーリーはこれからもずっと続いていきます

授賞式にお越しいただいた皆さん。手前が村田茂登子様、後列向かって左から小島晶子様、
坂田幸恵様、鈴木由紀枝様。かづきれいこから、賞状と賞品目録がそれぞれに手渡されました。

人に教えることで喜びはもっと大きく!


皆さんの「かづきメイクストーリー」を熱心に聞き入るかづき。対談は大いに盛り上がりました。

かづき 受賞おめでとうございます。皆さんのエッセイをとても興味深く読ませていただきました。私も自分自身の「かづきメイクストーリー」を書きたくなったほどです。かづき賞を受賞された村田さん、天国のお姉様もきっと喜んでくださいますね。

村田 ありがとうございます。実は、なかなか姉の死から立ち直れずにいたので、このエッセイを書くことで区切りをつけようと思ったのです。それが思いがけずこのような賞までいただけて、姉がもういいのよ。私の分もますます元気に楽しく長生きしてね≠ニ言ってくれているような気がします。

小島 『かづき通信』でエッセイ募集を見たときは、自分が応募するなんて思ってもいませんでした。それが、がんを患い、今までを振り返って手記を書き始めたところ、そういえば書きついでにこちらのエッセイも書いてみようかなって……。まさかのサプライズ受賞で、本当にうれしいです。ご褒美をいただいたみたい!

鈴木 私の場合はとにかく、事故で顔が歪んでしまったのが、かづきメイクで救われた事実を1人でも多くの方に知っていただきたくて応募しました。

かづき そんな大事故に遭ったなんて、もう全然わかりませんよね。かえって前より若々しくなりましたよ。


かづきれいこ賞を受賞した村田さんとかづき。「かづき先生とお話していると亡き姉を思い出します」

鈴木 かづきマッサージを一生懸命やっているうちに、くすみもたるみも消えて若返ったんです! あのときケガを治療しながら、「いずれは整形手術を受けたほうがいい」と言い放った医師にこの顔を見せに行きたいほど(笑)。今では、友人、知人、みんなにかづきメイクを広めています。

かづき それはありがとうございます。ご自分で体験して良かったことは、人に教えてあげることでもっと喜びが大きくなりますよね。坂田さんも、ボランティア活動をしようと思ってかづきメイクを学んでくださったのですね。

坂田 はい。ボランティア講習会を受講後、施設を訪問すると、メイクが完成して高齢者の方が鏡をご覧になったときの笑顔に感動しました。私自身もかづきメイクを一から学びたくなり、ベーシックとテクニックコースを受講しました。昔からのコンプレックスが解消していくのはとても嬉しい体験でした。

経験こそが財産!すべての経験に感謝を

かづき 村田さんは最愛のお姉様の死、小島さんはがん闘病、鈴木さんは大けが、坂田さんは認知症の方や実のお母様の介護といった大変な体験を通して、それぞれの「かづきメイクストーリー」があるわけですよね。そこがとても素晴らしいと思いました。だんだん年をとって最後に何が残るのかなと考えると、お金でも美貌でもない、経験なんですよね。いろんな経験をしてきたからこそ、今がある。そう思うと、すべてに感謝したくなるのです。

村田 かづき先生のそういうところ、亡くなった姉にとてもよく似ています。姉もいつも「すべてに感謝」と言っていました。

小島 私もがんが再発したときは死んでたまるか!生きてやる!≠ニ思い、それまで以上にやりたいことを何でもやっています。

鈴木 そう考えると、病気やケガも悪いことばかりではありませんね。私の場合も、あの事故がなければかづきメイクとの出会いはなかったわけで、こんなに若返ることもなかった(笑)。

坂田 私はかづきメイクのおかげで、大嫌いだった自分の顔を少しずつ受け入れられるようになりました。鏡を見るのが楽しくなる日がくるなんて、昔の自分に教えてあげたいです。

かづき 皆さん、とてもいいお顔で輝いています。これからも素敵な人生のストーリーを歩んでいってくださいね。

受賞者のMyかづきメイクストーリーを読む

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