スペシャル対談

ニチバンメディカル株式会社
関谷 信行
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かづきれいこ

かづき・デザインテープで広がった
リハビリメイクの可能性

リハビリメイクに欠かせない「かづき・デザインテープ」。
ある美容家の方からは「塗る時代」から「貼る時代」へと美容の概念を変えた逸品とも評されています。
今回は共同開発・製造元となるニチバンメディカル株式会社 関谷信行社長をお迎えし、お話を伺いました。

ニチバンメディカル株式会社
関谷信行(せきやのぶゆき)氏

ニチバンメディカル株式会社はニチバングループの中核企業として、ニチバン株式会社の医療関連製品を製造するとともに、長年培った技術、経験を活かし、様々な分野に製品を提供しています。

デザインテープ誕生秘話

かづき
かづき・デザインテープもおかげさまで発売から13年が過ぎました。開発期間も含めると26年のお付き合いになりますね。
関谷
そんなに長くなりますか!デザインテープを作ろうと思われたのは、やけど痕やリストカットの患者様用だったとか。
かづき
凹凸のある傷跡にメイクをする際、メイクだけではどうしても浮いて見えたり、傷の部分が光ってしまいます。どうしたら自然に見えるか、人工皮膚のようなシートがあればいいのに、と考えていた時に「テープといえば、ニチバンさん!親戚がいる!」と思い出しお願いしました。最初は「無理!できないですよ」といわれ続けていたんですよ。
関谷
テープ自体に薬が入るわけでもないので、開発担当者も一体何に使うもなのか、想像がつかなかったと思います。かづきさんからの提案を聞き「そういう使い方ができるのか!」と驚きました。薄いテープを作る技術は持っていましたが、安全性に加え、光らないよう特殊加工したり、違和感なく、透湿性もあって、目立たない、段差もないなど、ご要望を伺いながら何度も改良しました。
かづき
なかば諦めていた13年目に「こういうのができたけど、使えそう?」と持ってきてくれたのです。私の頭の中の理想の形そのもので、「これが欲しかったの!」と見た瞬間に伝えました。鳥肌が立つほど嬉しかったのを昨日のことのように覚えています。今ではリフトアップなど美容面でも「昔の顔に戻って嬉しい!」「これがないと外出できない!」など喜びのお声もたくさんいただいています。コロナ禍の今は、たるみやほうれい線などの「マスク老化」対策にご活用くださる方が増えました。
関谷
私どもが作った製品が、かづきさんのアイデアを通して皆さまに喜んでいただけるのは、メーカーとして嬉しい限りです。大変励みになります。


2枚のシートに挟み込まれているそれぞれ0.005mmの半透明のポリウレタンフィルムとノリがテープ部分。透湿性があり、皮ふに密着するので、ツッパリ感も段差もなく第2の皮ふのように自然!

イージータイプはとってもデリケート

かづき
デザインテープは薄さや貼った時の自然さに、誰もが「まるで皮ふのよう」と驚かれます。製造の難しさなどもあるのでしょうか?
関谷
実はデザインテープの製造は大変で、中でもイージータイプ は自社でも一・二を争うほどです。まずは0.005mmの伸縮性のある極薄フィルムを伸ばさずに糊をのせるのがとても難しく、フィルムに紙と糊とをしっかり合わせ、ヨレたり、ズレたりしないよう、速度を調整して接着させなければなりません。さらにイージータイプはテープだけカットして型を抜いていきます。刃がテープの厚みまで入らないと切れないし、刃が深く入りすぎると全体が切れて、製品になりません。そのバランスはまさに職人技で、高い調整技術が必要です。高温・多湿にも弱いので、生産時の温度管理も重要です。とてもデリケートな製品なので、担当者は常に気を配って製造にあたっています。
かづき
ニチバンさんの高い技術力あってこそですね。ニチバンさんが製造しているとわかると、医療関係者含め皆さまとても安心されます。発売して13年になりますが、おかげさまで肌トラブルもほとんどありません。

かづき・デザインテープ(イージータイプ)

困っている方を一人でも多く救いたい

かづき
最近は眼科の分野でもデザインテープが大活躍です。『眼瞼(がんけん)けいれん友の会』の方から、デザインテープを使うと症状が緩和し、目立たないのが良い、とのお声や講演依頼をいただいたのを機に眼科でも本格的に外来が始まりました。
関谷
眼科ではどのように使われているのでしょうか?
かづき
先日も眼瞼けいれんという、まぶたが閉じてしまい、目を開くことが難しい症状の女性の方が訪れました。ほとんど見えないので、外出もままならず、生活にも支障が出ています。テープでまぶたを引き上げていくうちに久々に目が開いたのです。付き添っていたお母様の顔を見て「お母さんの顔が見える!」と言った瞬間、お母様が号泣されました。「テープがあって助かった」というお声も多く、本当に嬉しい限りです。
関谷
私どもも医療に携わるメーカーですから、一人でも多くの患者様や困っている方がこの製品によって助かることは何よりも嬉しいことです。そういったお声を力にこれからも製品をお届けしてまいります。
かづき
デザインテープはまだまだ可能性を秘めていると私は期待しています。テープでさらにリハビリメイクの可能性を広げて、この先も多くの方のお役に立てるようにますます精進します。引き続きよろしくお願いいたします!


かづき・デザインテープは、クリーンな環境で徹底した品質管理の元、製造されています。

ニチバンメディカル株式会社
関谷 信行 社長 プロフィール

1958 年愛知県生まれ。1982 年ニチバン株式会社入社後、営業、マーケティング、事業本部、広報宣伝、経営企画など幅広い部門を担当。2014 年 4 月にニチバンメディカル株式会社に異動し、6 月代表取締役社長に就任。

※役職・年齢は対談当時のものです。
対談:2021年12月

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