リハビリメイクの現場から

Vol.07 避難所で過ごすみなさんの笑顔に自分自身も癒され、元気づけられて

渡辺久美子先生
福島県立医科大学 乳腺外科 医学博士
2009年フェイスプランナー養成コース卒業
2010年フェイシャルセラピスト養成コース卒業

かづき先生から心温まる電話が

未曾有の被害をもたらした東日本大震災の数日後、私の携帯電話が鳴りました。それはなんと、かづき先生ご本人からのものだったのです。
「そちらはどう?大丈夫?何か困っていることや欲しいものはない?」

 

かつて阪神・淡路大震災を経験しているかづき先生は、すぐに私たち被災者の状況が想像できたのだと思います。すぐには支援物資が届かないし、届いても適材適所というわけにはいきません。かづき先生に「着るものがない」と訴えたところ、すぐに集めて送ってくださいました。そして、次々とKAZKIの仲間から物資が届くようになったのです。本当にありがたく、人の輪の素晴らしさを知りました。

避難所のみなさんにふきとり洗顔を

私自身も、医師として避難所に出向いて行った際にふきとり洗顔をさせていただきました。まずはそこからスタートです。なぜなら、まだみんな生きていることだけで精一杯だから。「お風呂にも入っていないから」「マスクをはずしたことがないし」など、最初はみんな遠慮がちでしたが、させていただいた方が「気持ちいい!」と言ったあとは、我も我もと人が殺到。みなさん、本当に気持ちがよさそうに、喜んでくださいました。

 

次に訪れたときには、スポンジを使ってかづきマッサージも行いました。周りで見ている人から「顔がすっきりしたね」と声がかかると本人はとても嬉しそう。誇らしげな表情を見せてくださいました。また、REIKO KAZKIから支援物資として送っていただいたローションやクリームをお一人お一人に渡したのですが、みなさん大変喜んで受け取ってくださいました。後日に。「あのクリームはやわらかくていいなあ、あちこちに時間があれば塗っていた。ほれ、手も足もつるつるだべ、顔もきれいになったべ」「強い匂いもないし、安心して使えた」「肌がしっとりしてきたよ。全部流されて化粧する気も起きなかったけど化粧水くらいは塗りたかったんだ」などの声も聞けて、少しずつみなさんに笑顔が戻ってきたことを実感できました。

 

そして、私自身も…。みなさんの笑顔のためにと思って行なったことでかえって自分も癒され、元気づけられたのです。それは、かづき先生はじめ、講師の先生方、同期の仲間たち、そして多くの「チームKAZKI」でつながっている仲間のお陰でもあります。本当にありがとうございます。

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