リハビリメイクの現場から

Vol.10 病気をしていても元気な顔でいたい-リハビリメイクで勇気と元気と笑顔を。

空が澄み渡る気持ちの良い秋の日、東京サロンに一人の女性がいらっしゃいました。彼女の名前は古金 由紀さん(51)。15年前からがんを患い、働きながら治療を続けるなか、抗がん剤の副作用で色素沈着がひどくなってきたのがとても気になり、リハビリメイクを探してお越しくださいました。

 

副作用でよく知られるのは、脱毛や吐き気ですが、シミや肌の乾燥、発疹、くすみ、色素沈着など容貌に変化が現れることも多く、その変化に戸惑い悩む女性がとても多いのです。料理講師として働く由紀さんもそのお一人。栄養管理など健康に関わり人前に出る仕事だからこそ、病気をしていても元気な顔でいたい、最後まで現役で現場に立ちたい、と受講の理由をお話しくださいました。

 

かづきと話しをしているうちにあっという間にメイクが完了。色素沈着が気になっていた肌もツヤツヤに。目にもエネルギーが宿り、鏡を見た瞬間「昔の自分みたい!」と喜びの声が!「これからは野菜ソムリエの資格も取りたい!」とご病気なのも忘れてしまうほど満面の笑みでお話くださったのがとても印象的でした。

それからしばらくたったある日、ご主人さまより由紀さんご逝去のお知らせが届きました。動けなる寸前まで旅行などに活発に外出など楽しまれていたそうです。メイクは根本的に病を治すことはできないかもしれません。ですが、前向きに笑顔で元気に過ごすお手伝いができるということを改めて由紀さんにお教えていただきました。悩んでいる方を一人でも多く笑顔にしたい。由紀さんを思い出すたび、そう心に誓うのです。

リハビリメイク受講後、由紀さんからいただいたお手紙

かづきれいこ先生へ

先日は大変お世話になり、ありがとうございました。
おかげさまで、毎日明るい楽しい日を過ごしております。

 

知人には「顔色が良くなって調子がいいみたいね。」と言われ、家族には「本当にかづき先生のところへ行ってよかったね」と言われています。

 

私も人前で話す仕事(料理講師)なので、顔色の悪い時は下を向いて声も小さく、本当に病人のようでしたが、かづき先生のメイクを教えていただいてから、前を向いて笑顔で対応できるようになりました。

 

まるで世界が変わったみたいです。これも全てかづき先生のメイクのおかげです。メイクのおかげで勇気と元気をいただきました。ありがとうございました。

 

これからも私のようにメイクのおかげで自分に自信を持って生きていける様な人達が増えていってくれたらいいなぁと思います。

 

今後とも何卒よろしくお願いいたします。
感謝の気持ちを込めて・・・

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